A phone rang.
She said, “You must be free next sunday for me.”
I opened my diary, then I wrote down her name.
So, now she is the heroine of the day.
I closed my diary, and went to the kitchen.
I grinded the coffee and boiled a kettle.
Until the water boils,
I imagined that she stands in front of a huge canvas,
and she is thinking about what she is going to draw.
There are a lot of ink of colors on palette,
and she look into the canvas with holding a palette knife.
When she made up her mind and took a step into the canvas,
the kettle rang.
電話が鳴った。その日は1日空けておいて、と彼女が言った。
僕は手帳を開き彼女が告げた日の空欄に彼女の名前を書いた。
そしてその日の主人公が彼女になった。
僕は手帳を閉じキッチンへ向かった。
コーヒー豆をミルで挽き、ポットでお湯を沸かした。
お湯が沸く間、僕は彼女が大きな一枚のキャンバスの前で、
そこに何を描こうかと考えている場面を想像した。
パレットには何種類もの絵具があって、
彼女はパレットナイフを持ったままキャンバスを見つめている。
彼女がモチーフを決め、一歩キャンバスへと踏み込んだ時、
ポットがカタカタと白い煙をあげて鳴った。
About the product
For 2016, we produced a diary entitled “The Dress Bridge”.
About the spec
・12 months, January to December
・One week on two pages; Monday to Sunday on left
・Free space on right; graph paper
・Monthly calendar for 2016; block type
・Top page; Annual planning calendar for 2016, last page; for 2017
商品について
ソワレの2016年の手帳「The Dress Bridge」には2016年の暦と共に
ソワレ店主が綴る洋服の物語が添えられています。
コートやワンピース、シャツにまつわる物語が
あなたの1年間のスケジュールに寄り添って進んで行きます。
クローゼットを開けると、私はそこから1着のコートを取り出した。
このコートに袖を通すときが、私の冬の始まり。
冬の空へ飛び立って行く鳥達のような気持ちで
私はボタンを留め、紙を纏める。
テーブルの上には昨夜書いた手紙。
それをポケットの中に大切に仕舞うと
時間が正しい方向に刻まれたような気がした。
(The Dress Bridge week1より)
手帳には1日毎の内容を書き込める見開き1週間のページと
全体を見通せる1ヵ月のページで構成されています。
本文にはボールペンや万年筆など様々な筆記具でも気持ちよく書けるアラベールを使用し、
表紙には触り心地の良いビオトープを使用しています。
表紙はコットンホワイトとネイビーブルーの2色から選べます。
あなたの2016年をほのかに灯す、私たちの手帳です。
2016 diary「The Dress Bridge」
¥2916
B6サイズ 128×182mm
表紙:ビオトープ コットンホワイト/ネイビーブルー
本文紙:アラベール ホワイト
線の色:つるにちにち草
製本:糸かがり製本
絵:山田一成
文:只松靖浩
字:KAKICAFE
服:BUCOLICA
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西村周平さんによる2016年手帳「The Dress Bridge」の4曲入りCDです。
Album「The Dress Bridge」
¥1,080
Guitar/All Instruments Shuhei Nishimura
1.afterglow 2.bridge 3.Latir 4.faden